古民家のリフォーム費用を徹底解説!費用を安く抑えるポイントもご紹介!

近年、風情のある古民家をリフォームし自宅にする人が増えています。頑丈に作られた古民家は魅力的ですが、生活するためには手を入れる必要があり、かかる費用も心配ですよね。そこで古民家を手に入れてリフォームをしたいと考えている方のために、かかる費用や費用を抑えるためのコツについて詳しくご紹介します。

古民家をリフォームするメリット

家を購入する際、新築にこだわらず価値ある古民家に手を入れて再生するリフォームやリノベーションに注目が集まっています。なぜ今古民家のリフォームに人気があるのか、まずはそのメリットについて見ていきましょう。

自分好みのデザインに変更できる

あまり費用をかけず自分好みの家を作ることができるのが1番のメリットです。新築で自分の好きな家を建てる場合費用がかかります。すでに設計されているマンションや建売住宅は、費用はかからないものの画一的なデザインなので、物足りない部分が出てきます。古民家リフォームなら家族のライフスタイルに合わせて作り変えられます。

希少価値の高い建物を保有できる

古民家の柱や梁に使用されている木材は、希少価値が高いものであることもメリットです。木材は年月の経過と共に強度が増します。古民家は木材を始めとして自然素材で作られており、現代に同じような材料を使って家を建てることはまず不可能です。職人の技が随所に活かされている古民家は、それだけで貴重なものといえます。

固定資産税を軽減できる

固定資産税は築年数で評価され税金が決まるため、古民家は固定資産税が安いことがメリットです。新築の場合、ローン減税といった軽減措置はありますが、それでも固定資産税は高いです。古民家は床面積が広いところが多いですが、築年数で評価が低くなるため固定資産税の負担がトータルでは軽減されます。

古民家をリフォームするデメリット

多くのメリットがある古民家のリフォームですが、古民家がこれまであまり注目されてこなかったことには理由があります。そこで古民家が持つデメリットについても見ていきましょう。

断熱性が低い

古民家は断熱性が低いことがデメリットといえます。現代の家は断熱材が使われ、気密性や断熱性が高いことが当たり前ですが、古民家が建てられた当時はそうではありません。自然素材が使用されているためある程度気温や湿度の調節ができ、風の流れを考慮した間取りにはなっていますが、冬の寒さ対策を考えることが必要です。

耐震性に不安がある

古民家は古い耐震基準で建てられているため、耐震性に不安があります。土地自体が頑丈な地盤であればそれほど心配はないかもしれませんが、地震の被害が増えている昨今、必ず安全だとは言い切れません。リフォームの前に耐震の検査を受けることを考えておくといいでしょう。

シロアリ被害に注意する必要がある

古民家にはシロアリの被害が多いこともデメリットです。シロアリは地中で生活をしており、湿気のある場所を好みます。そしてエサとなる木を見つけると仲間を呼び集めてしまうため、被害が一気に広がってしまうのです。古民家は石の上に柱を立てることが多く、シロアリの被害に遭いやすいので、リフォーム前に床下の点検が必須です。

古民家のリフォーム費用(事例別)

古民家のリフォーム費用は、家の状態やどこをリフォームするかによっても大きく変わってきます。そこで、実際に古民家のリフォームした実例を元に、かかる費用の相場について詳しく見ていきましょう。

築60年の古民家を増改築

築60年の古民家を増改築する費用の相場は、1,100万円~です。家の状態やどこまで手を入れるかによって費用は変わってきますが、屋根や外壁、間取りを維持して内装に手を入れるだけなら1,000万円以下でリフォームすることも可能です。内装で壁紙や床材の全面的な張り替えをする場合は、素材によっては費用がアップするため注意が必要です。

築100年の古民家の外壁と屋根をリフォーム

築100年の古民家の間取りは変えず、外壁と屋根をリフォームした場合にかかる費用の相場は、800万円~です。瓦の葺き替えと外壁の塗り直しだけであれば築年数がかなり経っているものでも費用を抑えることが可能です。ただし柱の老朽化が進んでいる場合は、屋根を瓦ではなく軽量金属に葺き替えて屋根の重量を軽くする必要が出てくることがあります。築100年以上の古民家は頑丈な作りになっており、それほど手を加えなくても暮らせるケースが多くあります。

築80年の古民家を全面リフォーム

築80年の古民家を全面リフォームする場合、かかるリフォーム費用の相場は2,300万円~です。屋根や外壁は基本的に材料費だけなので費用はそれほどかからないのですが、内部の間取り変更、水回りを最新の設備に入れ替えるといったリフォーム箇所が増えるとそれに伴い費用もアップします。古民家は冷暖房設備がないため、耐熱性や気密性を考えると大がかりな工事が必要となるためです。快適に過ごすためにどこまで手を加えるか、優先順位を決めることが大切です。

耐震強化工事の費用

古民家リフォームの耐震工事は、どのような工法を採用するかによっても費用は変わりますが、70万円~が相場です。ただし基礎から工事を行う場合、床面積によって費用がアップするため、事前の調査が必須です。耐震工事と同時に床下の点検をし、シロアリ対策もしておくことをおすすめします。

古民家リフォームは床面積と築年数でも費用が変わる

古民家のリフォームを実施する場合、元から土地の広さや床面積が把握できる新築とは違い、思った以上に広さがあるため費用がアップしてしまうことがあります。木造建築は基本的に築年数によって頑丈さが増しますが、シロアリの被害に遭いやすいデメリットもあります。リフォームをする際には、事前に床面積や家全体の調査をして追加費用を抑えることも必要です。

古民家のリフォーム費用を安く抑えるポイント

耐熱性や耐震性の工事が必要なことを考えると、古民家のリフォームにはどうしても費用がかかってしまいます。そこでリフォーム費用を抑えるために知っておきたいポイントを3つご紹介します。

設備や素材のグレードを下げる

リフォームする設備や素材のグレードを下げることで、費用が抑えられます。古民家リフォームで手を入れる場所の優先順位をつけ、費用をかける場所と節約する場所のメリハリをつけることも必要です。依頼する業者によっては、一括で設備を購入することで安く提供可能な場合もあるので、見積もりの時点で確認するといいでしょう。

補助金や減税制度を活用する

リフォームの内容によっては、国の減税制度や補助金を受けられる可能性があります。古民家リフォームの場合、省エネや耐震、優良住宅化の減税制度の対象になるかどうか調べてみましょう。介護保険の対象となる家族がいる場合は、介護保険をリフォームに利用できる可能性があります。また地方自治体によっては、空き家や古民家の再生に補助金を出していることがありますので、リフォーム前に自治体で確認することをおすすめします。

地元の優良業者に依頼する

地元でリフォームやリノベーションを多く手がけている優良業者に依頼することも、費用の削減につながります。大手の業者だと費用もかかりますが、地元の業者なら地元の材料を使うといったことで経費削減が可能だからです。また地元の気候も熟知しているので、過ごしやすい家にリフォームできることもメリットといえるでしょう。

古民家のリフォーム費用を安く抑えて理想の空間を手に入れよう!

風情があることに加え、希少価値の高い古民家をリフォームする住まいを手に入れる暮らし方が注目を集めています。ただ、古民家は古いために耐震性や耐熱性の不安があり、住みやすさを追求するとどうしても費用がかさんでしまいます。新築の家を建てるより費用は抑えられますが、耐震工事が必要になることも考えられます。費用を抑えるために、リフォーム内容の見直しや優良な業者に依頼することも必要です。ツイテルホームは地元に密着したリフォーム実績が多数ありますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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