台所のシンクの排水管の掃除のやり方大全|清潔に保つ方法や注意点まで

 

シンクの排水管の詰まりや異臭が気になっていませんか。

台所の排水管をきれいに保つためには、日々の掃除が欠かせません。

今回はシンクの排水管の掃除方法や普段から気にかけるべきポイントをご紹介します。

掃除の手順を知って、常に台所を清潔に保ちましょう。

 

シンクの排水管の掃除の手順

シンクの排水管をきれいに保つためには、普段からの掃除が欠かせません。

ご紹介する掃除方法はシンプルで、排水管洗浄用の洗剤を用意するだけですぐに実践できます。

シンクの排水管を簡単に掃除するための手順は、以下の3ステップです。

  • 排水管にお湯を流す
  • 液体洗剤を排水口から入れる
  • 水を流す

今回ご紹介する掃除を月2回〜週1回程度の頻度で行うと、きれいな状態を保てます。

簡単な手順のため、ぜひ定期的に行う掃除に取り入れてくださいね。

 

排水管にお湯を流す

まず、45~50度のお湯を排水管に流しましょう。

キッチンの排水管の汚れや詰まりの原因は、油や食材カスです。

そのため、お湯を流して固まった油を溶かします。

ポイントは、大量のお湯を一気に排水管へ流し込むことです。

排水口まわりにある排水トラップやゴミ受けなど、取り外せるものを事前に取り外しておき、直接お湯を排水溝に流し込みましょう。

タオルやラップを使って排水口に蓋をすれば、一度に大量のお湯を流し込めます。

シンクにお湯を溜めてから栓を抜いてお湯を流し込めば、水圧によって汚れを洗い流せて効果的です。

 

液体洗剤を排水口から入れる

続いて、排水口から排水管洗浄用の洗剤を排水管の内側に沿って流し入れます。

排水管に長くとどまる高濃度タイプ・高粘度タイプだと汚れが落ちやすくておすすめです。

液体洗剤を事前に温めておくと、汚れが落ちやすくなります。洗面器やバケツに40〜50度くらいのお湯に液体洗剤をボトルごと浸けておくと効果的です。

液体洗剤はすぐに洗い流さずに、30分〜1時間ほど放置します。

洗剤の容量や放置時間は液体洗剤ごとに異なるため、かならず記載されている内容に従ってください。

またを入れたあと、特にこする必要はありません。

 

お湯を流す

液体洗剤を流して時間が経過したら、40〜50度のお湯で洗い流します。水ではなく、お湯を使うと分解された汚れが流れやすいです。

このときも、汚れを押し流すように勢いよく流しましょうただし、タオルやサランラップなどで排水口に蓋をしても、お湯が少しずつ流れてしまう恐れがあります。

排水管の内側に付着している液体洗剤が流れ落ちる可能性があるため、おすすめしません。

あらかじめバケツや桶にお湯を溜めておき、一度にシンクから排水管へ流し込むと効果的です。

 

シンクの排水口を清潔に保つポイント

液体洗剤を使った掃除を頻繁にやらなくても済むよう、普段からシンクの排水口を清潔に保つポイントを知っておくと、シンクまわりをより清潔に保てます。

日常から意識してできるポイントは、以下の3つです。

  • 三角コーナーを毎回掃除する
  • 毎回仕上げはお湯を使う
  • 油や食材を流さない

毎日の積み重ねがシンクまわりのトラブルを回避します。ぜひ、今日から実践しましょう。

 

三角コーナーを毎回掃除する

三角コーナーを毎日掃除して、清潔な状態を保ちましょう。調理で出てしまう生ごみや食材カスが排水管に流れないように防止するために、三角コーナーの設置は効果的です。

しかし、生ごみを放置すると雑菌が繁殖して嫌な臭いやヌメリの原因になりかねません。そのため、毎日水切りネットを取り替え、三角コーナーもスポンジを使って洗いましょう。

毎回の掃除が面倒だと感じる方は、立つ水切り袋や防水紙袋などの使い切りタイプを使って毎日捨てると、シンクをきれいに保てます。

毎回仕上げはお湯を使う

シンクで洗い物をしたら、最後にお湯を使って洗い流す習慣をつけましょう。

お湯を流して、排水管の中で油が固まるのを防げます。また、殺菌作用・殺虫作用も期待できます。

ただし、50度以上のお湯を流さないようにしてください。

なぜなら、キッチンの排水管に使われている塩化ビニル樹脂は、60度以上の温度で変形する恐れがあるからです。

温度が高ければいいわけではない点に、注意しましょう。

 

油や食材を流さない

排水管に油や食材、食べカスを流さないよう工夫しましょう。

汚れの主な原因は、油と食材カスによるものです。排水管の中にとどまると、詰まりや異臭を引き起こします。

そのため、排水口に水切りネットを使ったり三角コーナーを設置したりして、できるだけ流さないような工夫が必要です。

また、フライパンの油をキッチンペーパーで拭き取ったり、市販の油処理剤を使ったりして油を排水管に流さないようにしましょう。

 

シンクの排水管の掃除で気をつけたい注意点

シンク3

シンクの排水管の掃除は定期的にやるべきですが、注意点を守らなければ思わぬトラブルを引き起こしかねません。

掃除で気をつけたい注意点は、以下の3つです。

  • 排水管の取り外しや分解は水漏れの原因になる
  • ワイヤーや高圧洗浄を使った掃除はパイプ破損の原因になる
  • 洗剤を使うときはゴム手袋を使う

順番に確認し、安全にシンクの排水管を掃除しましょう。

 

排水管の取り外しや分解は水漏れの原因になる

排水管を分解したり取り外したりすると噛み合わせが上手にできず、元に戻せなくなる場合があります。

接続部分がきちんと元通りにできていなければ、水漏れを引き起こしかねません。

シンク下で水漏れが起きると、シンク下の湿度を高めて保存している食材が痛む原因になります。

ひどい場合には床やクロスの腐食やカビ発生を促してしまい、取り替えに費用がかかってしまうでしょう。

マンションだと、階下へ浸水して弁償責任が問われます。

知識が浅いまま、安易に排水管の取り外しや分解をしないよう注意しましょう。

 

ワイヤーや高圧洗浄を使った掃除はパイプ破損の原因になる

無理やり奥にワイヤーを入れたり、高過ぎる水圧で高圧洗浄をしたりするとパイプ破損を引き起こすため、注意しましょう。

排水管には柔らかいパイプの部分があるため、技術がないままワイヤー掃除や高圧洗浄をすると破損してしまうケースがあります。

自力で掃除することは不可能ではないものの、排水管の状態を悪化させてしまうかもしれません。

排水管の素材によって適した掃除方法が異なるため、自己判断しないようにしましょう。

 

洗剤を使うときはゴム手袋を使う

排水管洗浄用の液体洗剤を使うときは、ゴム手袋を使いましょう。

油を分解する化学成分が含まれているため、人間の皮膚にとっても刺激が強いです。

手につくとヌルヌルとして流れにくくて、水で洗い流したあとに手荒れする場合もあります。

また、手についたまま顔や目を擦ると危険です。ゴム手袋を外す前にゴム手袋に付着した液体洗剤を水で洗うように心がけましょう。

心配な方は目を守るためのゴーグルも着用すると安心です。

 

掃除しても詰まりや異臭が解消されないときの対処法

掃除しても詰まりや異臭が解消されないのであれば、排水管掃除のプロである業者に相談しましょう。

始めはちょっとした詰まりでも、そのまま放置すると汚れのうえに汚れが絡まって、さらに水の流れが悪くなっていきます。

汚れがひどくなったり、異物が流れたりすると、洗剤では解決できません。

なかには、どうにか解消しようとして自分でワイヤーブラシや高圧洗浄機を使う方がいます。

しかし、結果的に固形の汚れを奥に押しやってしまったり、パイプが破損したりして解決できないケースは多々あります。

詰まりや異臭が気になったら、プロのメンテナンスが必要なサインです。

「最初から業者に依頼すればよかった」と後悔するまえに、トラブルの原因の調査から解決まで任せましょう。

 

シンクの排水管はマメに掃除して清潔に保とう

シンクの排水管は定期的に掃除し、清潔に保ちましょう。清潔に保てば、極力水回りのトラブルを防げます。

排水管洗浄用の液体洗剤を使うときは、使用方法を守り、安全に掃除しましょう。

しかし、排水管洗浄用の液体洗剤を使っても詰まりや異臭が気になるのであれば、早めにプロの業者に依頼する方が賢明です。

自分でどうにかしようとすると、大きなトラブルを引き起こしかねません。

早めに判断し、シンクの排水管のトラブルを未然に防ぎましょう。

水回りに関してお困りでしたら、弊社にお気軽にご連絡ください。

 

Q:シンクの排水管の掃除の手順を教えてください。

A:排水管にお湯を流し、液体洗剤を排水口から入れたあと規定の時間放置し、お湯で流しましょう。

 

Q:掃除をしていても詰まりや異臭が気になります。

A:業者にトラブルの原因を点検してもらいましょう。

頑固な汚れや異物が排水管の中で詰まっているかもしれません。

自分で解決しようとすると、水漏れや破損などのトラブルを引き起こす可能性があります。

 

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